単語・公式の暗記に強くなる。「思い出す力」の訓練法(7/8)

皆様こんにちは。

河野塾塾長の河野ゆうじです。

 

当記事では、「覚える」ではなく「思い出す」に焦点を当てたトレーニング方法を紹介します。

覚える方法については過去記事にていくつか紹介しました。

 

kawanojuku-contents.hatenablog.jp

 

 

kawanojuku-contents.hatenablog.jp

 

ここでは、覚えたことを思い出す力を高める方法になります。

これを読んで、「いや、思い出すのはできるよ!」と思った方、1週間前の授業(保護者様や社会人の方は仕事でもOK)で何をしたか、はっきりと思い出せますか?

私は家庭教師時代、この方法を使って約20人の生徒全員に1週間前に何を教えたかを覚えておけるようになったため、授業進度表を細かくまとめる必要がなくなりました。

つまり、学生の方がこの方法でトレーニングすれば、テスト範囲発表後に復習した内容をテスト本番でしっかりと思い出せるということです。点数アップに対してはかなり効果的な方法だと思います。

 

とはいえ、そこまで特別なことをするわけではなく、ただ「思い出す・思い出そうとする」回数を増やしていくだけです。

例えば、英単語を覚える際に、毎回単語の綴りを見ながら書くのではなく、1度覚えてしまってから見ずに何度も書く(いくつかの単語をセットにして循環させるとより効果的です。have,study,eat,watch,have,study...のように)、1問ごとに解説を探すのではなく、1ページ単位で解説を読む→問題を解くとする、といった感じですね。

また、単語帳などを使い、1つ確認したら目を閉じて綴りを何度も思い出す。という方法も良いようです。

これは、毎回完璧に思い出せないといけないわけではありません。

「あれ?これ何だっけ?さっき見たよなぁ...」→「(確認して)あぁ!そうだったわ!」

この流れが記憶を強固にします。

 

脳も筋肉と同じで、使わないところはドンドン衰えていきます。そして、使ったところはたとえ達成できていなかったとしても少しずつ鍛えられていきます。腕立て伏せをするときに上まで上げられない人は脚を支えにして行っても多少のトレーニングになりますよね。

 

そして、もう一つ重要なことは「思い出しやすいように覚え方を工夫する」ということです。これも実は多くの生徒が自然にやっていることです。

歴史でよく使う、語呂合わせという方法が一般的ですね。

例えば、球の体積を求める公式(何故か上手く表示されないので公式は書きませんが)、「身(3)の上に心(4)配(π)あーる(r)の3乗」と覚えました。また、walk(歩く)はalk(あるく)という綴りを覚えておくと、workと間違えなくなります。

こうやって、ただの数字や文字列に意味のある言葉を付け加えることで記憶を引き出しやすくするのです。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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