何度も復習することの意義について(6/29)

皆様こんにちは。

河野塾塾長の河野ゆうじです。

 

当記事では、人間の記憶・忘却の性質と、反復学習の意義について話していきます。

 

まず、一般的な人間は覚えたこと・体験したこと・学んだことを忘れてしまう生き物です。厳密に言うと、「忘れること」「忘れないこと」があるのですが、こと勉強に関しては、一切の復習なく永遠に記憶しておけるものは無いと考えてかまわないと思います。

基本的に人間は元来、非常に弱い生き物であり、生存のために必要でないことに能力を使える存在ではありませんでした。現代の日本人の多くは「明日死ぬかもしれない」などと考えることなく日々を生きているでしょうが、人間が生物として誕生したころは「死」は極めて身近なものだったのです。

つまり、人間の脳は「生きる」ために必要性を感じないことを覚えておけるようにできていません。たまたま一度学習してその後使っていない知識など、すぐに忘れてしまって当然なのです。よって、特別な感情を伴ったエピソードでもなければ、何度も何度も繰り返して、脳に「生存のために必要な情報である」と誤認させなければ覚えられないのです。(過去記事で紹介した長期記憶術も同様に脳を誤認させるテクニックです)

 

kawanojuku-contents.hatenablog.jp

 

また、「頻繁に復習する方が復習そのものの労力を小さくできる」という利点もあります。説明が冗長になるため割愛しますが、「忘却曲線」について調べていただけばご理解いただけると思います。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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