テストで減点されない作文の書き方(8/1)

皆様こんにちは。

河野塾塾長の河野ゆうじです。

 

さて、7月も終わり、最初の登校日が提出期限の宿題を仕上げにかかっている時期かと思います。

その提出物の中に、読書感想文が入っている学校も多いことでしょう。

せっかく読書感想文を書くのであれば、受験勉強として活かしていきたい。そこで、「減点されない作文を書く方法」を紹介したいと思います。読書感想文で練習して、入試本番に備えましょう。

前提として読書感想文については、既に読む部分は終えているものとして話を進めますね。また、コンクールで賞を取りたい方には全く向いていない書き方となります。私自身入賞したことはありませんので、そういったコツは分かっていません。あくまでも、入試問題での作文の練習と考えてください。

 

 

①敬体か常体に揃える

基本的なことですが、案外できていない生徒が多いと思います。簡単な言葉で言うと「~です。~ます。」を使うか使わないかを作文全体でしっかりと統一してください。個人的には、ですます調での細かい言葉の使い方が分かっていない生徒が多いこともあり、常体(です・ますを使わない)をおすすめします

ですます調で書く場合は、「です」は「だ」の丁寧語であるということを意識すると減点が減るかと思います。例えば、「~が欲しいです」と書いた場合、「~が欲しいだ」という日本語は標準語ではないため減点されます。(正しくは~が欲しい"の"です)

 

②漢字・ひらがな・カタカナを適切に使い分ける

これも当たり前だと思われる方も多いでしょうが、意外と多くの生徒が徹底できていないのです。具体的には、小学生は既に習っているものは全て漢字で書き、中学生は小学校で習ったものは全て漢字で書きます。また、「~してくる」「~していない」「~すること」のように、漢字で書いてはいけない場合(補助動詞、補助形容詞、形式名詞など)もあります。やや難しいのですが、しっかりと学習して意識できるようにしましょう。

カタカナ表記についても勘違いしている生徒が非常に多いのですが、基本的に外来語(中国語以外の外国語に由来する言葉)と擬声語(音や鳴き声を表した言葉)以外はカタカナ表記してはいけません。よく、リンゴやサルなどとカタカナで書かれていることがありますが、リンゴは林檎、サルは猿という漢字表記ができる言葉なので、基本的にはひらがなで書くべきでしょう。

例外として、読書感想文の場合は読んだ書物から引用することがあるかと思います。引用する場合は必ず元の表記のままで書いてください。(ひらがなで書かれてあれば漢字を習っていてもひらがなで、カタカナで書かれてあれば外来語・擬声語以外でもカタカナで書いてください。)

 

③内容・段落の長さをある程度揃える

これは読書感想文に限らず、全ての作文に共通するのですが、バランスが悪いものは減点対象となることがあります。読書感想文であれば、「この本を選んだ理由と印象に残った場面」「得られた教訓や感想(面白かった・感動したはなるべく外す)」「関連する実体験」あたりがバランスよく書けていることが望ましいと思います。(実体験が書かれていない作文が多い印象です。)

 

以上となります。基本的には入試問題での作文を短時間で書くことができるようになるための練習と考えて取り組んでみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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