成果を上げるための「勉強量」についての正しい認識(7/4)
皆様こんにちは。
河野塾塾長の河野ゆうじです。
当記事では、努力についてのよくある誤りと、正しい努力量の認識について確認していきます。
まず、前提として努力の「質」を高める方法については過去記事でいくつか紹介してきました。しかし、基本的に何についての努力であっても、
成果=努力の質✕努力の量
であることは間違いありません。では、勉強において、努力の量とは何を指すのでしょうか。多くの皆様が「時間」だと考えているのではないでしょうか。
私の生徒にも、「今回のテストでは○○時間テス勉するわ!」「今日授業の前に○○時間勉強した!」と誇らしげに言う生徒が毎年必ずいます。勿論、彼ら彼女らが怠惰な訳では絶対にありません。むしろ勤勉な、学習意欲の高い生徒でしょう。
しかし、私は敢えてそれらの生徒に問います。「ふ~ん。で、学校ワーク何割覚えるの?前回のテストより何点上げるの?」「そうか。で、何ページ解いたの?」と。そこで生徒達は驚くのです。自分は褒められるだろうと思って言った訳ですから。しかし、成績を効率よく上げるためには間違った努力を許容するわけにはいきません。
勉強における「質」とは、かけた時間ではないのです。その勉強で得られた「成果」のみが大切なのです。勿論、成果をあげるためにこそ長時間の勉強が必要な場合が多いことは重々承知の上です。ですが、1時間しかしていなかろうが10時間していようが、成果が同じならば評価は同じであるべきなのです。決して、費やした時間を評価してはいけません。むしろ、全く同じ成果ならば掛けた時間が短い方が優秀な結果といえるでしょう。何故なら、人間の集中力には時間的な限界があり、ダラダラと長時間行った学習が成果をあげる可能性より、時間を区切って集中して行った学習が成果をあげる可能性の方が遙かに高いからです。
また、基本的に同じ成果をあげるために必要な時間は、その生徒の理解が進んでいるほど短くなります。逆にいうと、「同じ時間ならば基本的に成績上位者ほど成果があがる」のです。間違っても上位者と同じ時間しているから成績が上がるなどと考えてはいけません。より集中し、より効率よく学習して、上位者よりも高い質・量を得ることが順位・偏差値を上げるには必須なのです。
より長時間、集中して取り組もうと思うと、基本的に一人ではできないでしょう。
当塾では、テスト期間は自習の参加が強制になります。頑張って集中して勉強しないと叱られるのです。これでも、最初の1時間の集中と最後の1時間の集中は雲泥の差となります。まして、自宅での学習ならば言うまでもないでしょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
よろしければ下記リンクより当塾のホームページもご覧ください。
tel 0886727738
河野塾